極貧のマロの生活記録

20代で一条工務店の家を建てた人のブログです。

一条工務店の太陽光発電の売電価格を公開(39ヶ月間分)~2022年10月更新~

こんにちは、極貧のマロです。

 

今回は、太陽光発電システムの売電価格を公開します。

 

家を建ててからの2019年8月~2022年10月までの39か月間の売電価格をまとめました。

 

ぜひご覧ください。

 

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一条工務店太陽光発電システムについて

①内製化

 一条工務店太陽光パネルは、「HRD」という一条工務店のグループ企業で製造しています。

 工場の所在地はフィリピンとのこと。

 内製化することで、低価格を実現しています。

 

②オプションでの搭載

 太陽光発電システムは、オプションでの搭載となります。

 標準仕様ではありません。

 

③屋根の全面に設置

 一条工務店太陽光パネルは、家やカーポートの屋根の”全面”に取り付けられます。

 下の写真のように全面に設置されるので、太陽光パネルだけでなく、屋根としての機能(耐震性や強度)なども備えております。

 また、通常のストレート屋根とは違い、色の塗り替えが発生しません。

 

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 画像引用元:大容量太陽光発電|テクノロジー|性能を追求する住宅メーカー【一条工務店】

 

④変換効率

 変換効率とは、「取り出せる電気エネルギー÷太陽の光エネルギー」です。

 つまり、100の光エネルギーに対して、いくつの電気のエネルギーとして変換できるか?という、太陽光パネルの性能を表す重要なパラメータです。

 一条工務店太陽光発電パネルの変換効率は、約18%となっております。

 他社メーカーでは、19%や20%近いものもありますが、まあ、こんなものだろうと思います。

 

⑤価格

 気になる価格ですが、私の場合、10.29kWを搭載して、2,381,508円(税込)でした。

 この価格は、消費税増税前(8%のとき)です。

 1kWあたり24万円程度です。

 

⑥ギネス世界記録

  2019年における太陽光発電システムが搭載されている住宅の年間完工棟数で世界No.1だそうです。

 

 やはり太陽光パネルを内製化することでコスト削減を実現し、それが多くの一条工務店ユーザにウケたのでしょう。 

 

Ⅱ買取価格の公開

①買取単価

 私の場合、2019年度に家を建てましたので、買取単価は、14円+税 (消費税8%の時→15.12円、10%→15.4円)となります。

 また、総搭載量が10kW以上ですので、20年間は、この価格で買い取ってくれます。

 

 現在、10kW以上50kW未満では、10円や11円となっているかと思います。

 

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参照元買取価格・期間等|固定価格買取制度|なっとく!再生可能エネルギー

 

②39ヶ月間の買取価格

 では、39ヶ月間の実際の売電価格を公開します。

39か月間の売電額の推移

一条工務店のシミュレーションとの差

f:id:maromaro1118:20200809145022p:plain一条工務店のシミュレーションは、「発電」量です。オレンジの実線で示したものは、「買取」量です。発電量-使用量=買取量となります。

※2年目以降のシミュレーションは、前年同月から1%引いた値を入れています。

39か月間の発電量・売電額・前年同月比較

39ヶ月の平均額は、14,864となりました。

また、前年の同じ月と比較もしてみました。

最大で前年より±4,000円の違いがある月がありました。(売電単価違いもありますが、大目に見てください)

Ⅲ今後について

①変換効率の低下

 太陽光パネル表面に鳥のフンやほこり、傷等が付き、太陽光のエネルギーを十分に受けられなくなります。

 また、パワーコンディショナー(直流→交流に変換するもの。太陽光パネルで発電された電気は直流ですので、家電に供給するには交流に変換しないといけません。)の劣化も相まって、時間の経過とともに変換効率が低下します。

 一条工務店では、年1%の変換効率低下を想定しています。

 

②定期メンテナス

 上記の変換効率の低下 を防ぐために、

  1. 太陽光パネル表面の清掃
  2. パワーコンディショナーの交換

 が必要となります。

 いずれも、素人が手を出す範疇ではないので、業者に頼みましょう。

 

③買取単価の減少

 買取単価は、年々減少しております。

  太陽光パネルの変換効率は、技術の向上により増加しております。

 変換効率が上がると、太陽光パネルの価格は下がります。

 そうなると、太陽光パネルを設置するユーザーが増えるため、電力会社が買い取る電力量も増えます。すると、電力会社は、買取単価を下げて、少しでもユーザーへの買取価格を下げようとします。

 従って、今後も買取単価の減少は進んでいくと考えられます。

 

Ⅳまとめ

 いかかでしょうか?

 正直、太陽光パネルを設置して良かったかどうかは、まだ判断できません。

 

 まだ設置して3年目なので、発電して当然!と思っているので、これからの経年劣化のレベルが気になるところです。

 

 一条工務店が言っている「1年ごとに1%の変換効率低下」がどの程度売電価格に効いてくるのか。

 

 売電価格も1%低下するのであれば、15年で太陽光パネル代は回収できそうですが、実際はどうなるのか、今後も記録していきたいと思います。

 

 最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 ぜひこちらの記事もご覧ください。

 

 天気と発電量の関係をまとめました。 

maromaro1118.hatenablog.com

 さらに、一条工務店の家に住み始めてから1年半の電気代の推移をまとめた記事も読んでみてください。 

maromaro1118.hatenablog.com

 

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  ありがとうございました。